HSPって最近よく耳にしますよね。
私、もしかしてHSP?と思って読んでくださる方もいるかと思います。
HSPとは何なのか、簡単な質問であなたがHSPなのか見ていきましょう。
HSPとは?
HSPは日本語で「とても敏感な人」「敏感すぎる人」と訳されます。
「職場で機嫌が悪い人がいると気になる」、「人と長時間一緒にいると疲れてしまう」「小さなミスに気付いて仕事に時間がかかる」
こんなことありませんか?周囲に相談しても、気にしなくていいんじゃない?と言われたりしませんか。
HSPの繊細さんは相手の感情やその場の雰囲気はもちろん、光や音まで、周りの人が気づかない小さな変化を感じとっています。
エレイン・アーロン博士が行った調査により、「生まれつき繊細な人」が5人に1人も割合で存在することがわかってきています。また、繊細な人とそうでない人では、脳の神経システムに違いがあると言います。光や音などの刺激を受けた時、どのくらい神経システムが高ぶるかは人によって異なり、繊細な人はそうでない人よりも、敏感に反応するのだそうです。
繊細な人は自分にとって「いいもの」を感じるのも「痛い・つらい」を感じるのも同じ繊細な感覚です。痛みであっても心地よさであっても遭遇すれば半自動的にキャッチしてしまうのです。痛い・疲れた・つらいなどの負の感情は生き物にとって危険を見分ける大事なサインです。繊細な人でも痛みやストレスが多い状況では、周りに「いいもの」があっても感じにくいのです。
HSPの人に必要なのは、痛みやストレスに耐えられるように自分を作り変えることではなく、自分の本音をどれだけ大切にできるかなのです。
HSP診断テスト
アーロン博士によるHSP自己テストをご紹介します。
次の質問に少しでも当てはまるなら「はい」と、そうでない場合は「いいえ」と答えてください。
- 自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
- 他人の気分に左右される
- 痛みにとても敏感である
- 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所に引きこもりたくなる
- カフェインに敏感に反応する
- 明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
- 豊かな想像力を持ち、空想に耽りやすい
- 騒音に悩まされやすい
- 美術や音楽に深く心動かされる
- とても良心的である
- すぐにびっくりする(仰天する)
- 短期間にたくさんのことをしなければならないとき、混乱してしまう
- 人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく
- 一度にたくさんのことを頼まれるのが嫌だ
- ミスをしたり、ものを忘れたりしないようにいつも気を付ける
- 暴力的な映画やテレビは見ないようにしている
- あまりにもたくさんのことが自分の周りで起こっていると、不快になり神経が高ぶる
- 空腹になると、集中できないか気分が悪くなるといった強い反応が出る
- 生活に変化があると混乱する
- デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
- 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
- 仕事をするとき、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
- 子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた
以上の質問に12個以上に「はい」と答えたあなたはおそらくHSPでしょう。
まとめ
HSPとは何なのか、簡単な診断を説明しました。
HSPさんのままで生きやすくなる方法など紹介していきます。
みのん