前回HSP診断を行いました。
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今回はいろんな場面でのHSPさんの悩みを紹介していきます。
繊細さんの悩みにはいろいろなケースがありますが、実は共通点があります。それは「気づいたことに半自動的に対応し、振り回されている」ということです。逆にいえば、繊細さんが元気に生きるためには、この自動応答を切ることが必要です。気づいたときに少しでも踏みとどまって「私はどうしたいんだっけ?」と自分に問いかけ、対応するかどうか、また対応するならその方法を自分で「選ぶ」ことが大事になります。
では具体的に悩みを紹介します。
人といると疲れる
これには実は繊細さんの神経システムが関係しています。
繊細さんは感じる力が強く、人をいると刺激量の許容量を超えてしまうのです。誰にでも最適な刺激レベルがあり、ほかの人にとって何でもない刺激が繊細さんにとっては強すぎるのです。
表情、仕草、声のトーン、話の内容など人間は情報の塊です。どんなに親しい相手でもずっと一緒にいては刺激を受けすぎて許容量を超えてしまう。まして、気を遣う場や苦手な相手といると、自分の頭の中の考えや緊張でなおさら刺激過多になってしまいます。
繊細さんには一人でゆっくりと心を休める時間が必要です。心ゆくまで一人の時間を過ごし、感じすぎた刺激を流すことで自分らしい穏やかさや明るさを取り戻すことができます。
友人といられるのは何時間までがいいのか、自分で見つけてみるといいでしょう。例えば、「予定があるから15時まで」と先に伝えておくとぐったりとせずに過ごせるはずです。また、誘いを断るのも一つの手です。
完璧主義?
結論から言うと、繊細さんと完璧主義は別物です。
繊細さんは「完璧にやりたい」「小さなところまでこだわらないと気が済まない」と思っているわけではありません。
例えば、話の盛り上がり、身振り手振りの範囲、椅子の位置などほかの人が見逃してしまうような小さな情報をいくつもつなぎ合わせて「グラスをここに置くとそのうちに肘が当たりそうだ」といったシミュレーションを繊細さんは自動的に行います。
繊細さんは完璧にこなそうと思っているわけではなく、ただ「気が付いたから対応しているだけ」「リスクを防ごうをしているだけ」なのです。
気が付いたら一度、今すぐ必要な行動か考えてみましょう。3回に一度だけ電話対応するなど回数を決めるなど行ってみてはいかがでしょう。
考えすぎる
「考えすぎてしまって、なかなか動けません」なんてよくありますよね。そんなとき繊細さんは「ベストがわかるからこそ動けない」という状態になっています。
繊細さんは「こうすればああなる」というシミュレーションが得意です。「気づく」と「シミュレーション」の掛け算で「ベストな方法」が自然とわかるのです。ベストがわかると、ベストな行動をしたくなりますよね。でも、ベストな方法は、時に複雑だったり手順が相互に入り混じっていたりします。
「考えすぎて動けない」、そう気づいたら「とりあえず」を取り入れてみると、日々の仕事や生活がぐっとスピーディに進みます。
「方向性を説明してからお願いするのがベストだけど、とりあえず「データを見せてもらおう」など。
何度かやるうちに「ベストじゃなくても物事が進む」ことを実感できます。
前半はこの辺で。
みのん
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